第174回 香川県ではどれくらい「うどん」を食べているのか
どーも、大西です。
「御朱印女子」流行ってますよね。女子じゃないけど僕は個人的に、香川県の高屋神社に今、めちゃめちゃ行きたい。天空の鳥居と呼ばれる絶景があるらしい。。。
そんな僕も香川県に移り住んで、1年半が経過。そこで、よく聞かれるのが「香川県って、本当にうどんをたくさん食べるの?」のという質問。
という訳で、今回は「香川のうどん文化」について移住者視点で、考察してみます。
うどんのリアル
まず、うどんはめっちゃ食べます。週に3、4回は食べますね。
基本的にうどんは昼食として食べます。うどん屋の開店時間は朝〜昼のところが多く、夜はほとんどの店が閉まっています。
香川では昼食食べに行くとき、まずは「食べたいのはうどんかうどん以外か」の2択から始まります。
要は「うどんにする?それともご飯もの(定食)にする?」という意味なんですが、本当に2回に1回はうどんに行くんですよね。結果、1週間の昼食は3、4回はうどんになる訳です。
うどんに飽きないの?
うどんを食べるのが週3、4回なら飽きません。毎日は流石に飽きますが。
なぜ、飽きないのかというと
①美味しいから
②種類が豊富だから
の2つの理由だと思います。
①美味しいから
香川のうどんはめっちゃ美味しんですよね。麺のコシが違います。
香川に来る前はコシのある麺とは「固くて噛みごたえのある麺」だと思ってたんですが、やや違います。
本当に美味しくてコシのある麺は「もちもちしていて、のどごしがいい」。
丸亀製麺のうどんを食べたことのある方は、そのイメージでいいと思います。個人的には丸亀製麺も十分香川で通用する味だと思います。まあ、価格が高いこともあって、香川県の人はいちいち丸亀製麺には行かないんですけどね。
②種類が豊富だから
香川県には個人経営の美味しいうどん屋がたくさんあります。それぞれに麺やダシの味が違うので店を変えれば味を変えることができます。また、うどん自体も「肉うどん」や「釜玉うどん」など種類が豊富です。さらに、うどんに欠かせないのは「天ぷら」ですが、これも種類が豊富です。
これらの組み合わせを変えれば、いくらでも味に変化をつけることができます。
なぜ、文化に成り得ているのか
前置きが長く成りましたが、ここから本題です。
ここでは「文化」とは「多くの人が日常的にすること」と定義します。つまり、なぜ香川県では多くの人が週に何回もうどんを食べる状態にあるのかを考えます。
僕が推測する要因は
・うまい、早い、安い
・車社会
・水不足
です。
うまい、早い、安い
これは言わずもがな、重要ですよね。
美味しいだけではなく、安いんです。基本的には1杯250円〜300円です。
1杯300円だとしても、大盛り(100円)にして、天ぷら(100円)をつけても500円です。
そして、個人的に最も重要だと思うのが早さです。一般的な昼休憩は1時間だと思うので、早くないと1時間で会社に戻ってこられないですよね。
うどんは早いんですよ。店での滞在時間は15分弱だと思いますね。具体的には店の外まで行列があったとしても、回転が早いので注文するまで5分程度。そして、注文してから出てくるまでが20秒程度です。食べるのも5分程度なので、多少ゆっくりしても15分あれば十分です。
車社会
香川は電車があまり便利ではないので、ほとんどの人が車移動です。そのため、うどん屋が遠くとも、車で20分以内であれば、1時間で食べて帰ってこれるんですよね。(往復で40分、うどん屋で15分の合計55分)これも多くの人がうどん屋へと足を運べる大きな要因だと思います。
水不足
これは歴史的な側面の話ですね。香川でうどんが盛んになった理由を考えてみます。香川は雨が少ないことで有名な地域なのですが、水が不足して稲を育てられず、小麦を育てたんだと思います。(諸説ありけりみたいなので、個人的な推測です)
以上のことから、香川ではうどんが強固な文化にまで発展しているのでは!?と考えてみました。
次回は最近、朝食には「バナナと食パン」を食べているという いえきくん です。
朝食の「バナナと食パン」も文化に成りうるかもしれないですね。