第140回 わすれないように
こんにちは。畑です。
先日、はたちになりました。
尾道近辺のみんながわざわざ誕生会を開いてお祝いしてくれたのがうれしかった。ありがとうございます。(お酒、普通に弱かったです)
最近、しあわせなことは忘れないうちに、誰かに伝えたいなと思っています。ただ、打ち込んでるうちにどんどん分からなくなってきて、時間がかかってしまう。伝えること全般がもっとうまくなりたいなあ。
今回も旅の記録です。つい長々と書いてしまったので、お時間のある時に読んでください。
瀬戸内国際芸術祭・秋会期の「瀬戸内少女歌劇団」公演。
大好きな先輩が出るということで、弾丸で行ってまいりました。舞台は粟島。わたしも初めて行きました。
個人的に、認知度が低いことを含め、完全に観光地化されてないところが良かったです。島の生活感とか気配を感じられました。
島の方が公演後の役者さんに手を振ったり、フェリーでちょっかいを出し合ったりする様子はほっこりしたなー。ただの観光客としてその場にいましたが、まったく緊張感を感じませんでした。
やはり、イベントとかに振り回されて、そこに住む人達の生活をないがしろにしてるものはすぐ分かります。島とイベントが共存できているのがよかった。
他にも、結果的にそうなったのか、島の誰かが意図してやったのかは不明ですが、島内にクスッと笑えるポイントが点在しています。遊び心があって、とってもいい島でした。
公演ですが、鑑賞者体験型の劇だったため、役者さんを間近にみられました。出演している先輩は役者業ではないのですが、そんな違いなんて一切感じさせませんでした。でも、見知った人が目の前にいるのはちょっと気恥ずかしいなあ。
福祉関係という職業柄、気遣いを当たり前に求められ、誰かを支えることの方が多い毎日を送っていた先輩。
そんな彼女が劇に関わって以降、大声を出したり、体を動かしたり、表現する余裕を得られたと語ってくれた時、わたしはすごくうれしかったです。この日は真ん中で踊って、演技をしていて…前から表情豊かな人でしたが、一段としあわせな笑顔でした。
何度か変なタイミングで涙が出そうになりました。学習発表会にきた父さん母さんの心情にちかいかもしれない。
劇の終了後、少し島内を散策してからフェリーで港まで戻りました。偶然、先輩と劇団員の方に会えたので、途中まで一緒に帰りました。先輩が自分の友達を紹介してくれたのも、じんわりとうれしかった。
余談ですがこの日、児島に新しくできたばかりのDENIM HOSTEL floatというゲストハウスに泊まりました…が、正式には「泊まれるデニム屋さん」だそう。
確かに、デニム兄弟が立ち上げたブランド・EVERY DENIMのショップがありました。
他にもカフェが入っていたりして、それぞれ目的の違うお客さんが集まってきそうな予感。
児島は繊維産業のまち。一般の人に対しても、字面の堅苦しさを取っ払った、気軽な関わり方ができそうです。久しぶりに会えた人に近況を話せたのもうれしかったです。
あと、ふかふかのお布団で眠れたのがなによりしあわせでした。
最後にご報告ですが、わたしはゆーまにわ運営部を今回のブログを持って卒業します。
来年4月より休学するため、それまでは近況報告というかたちでブログをつづけます。僅かですが、お付き合いいただければ幸いです。
次回はひなたちゃんです。11月の11日といえば、もうアレしかないですね。