第104回 問い
先月から会長職を降りて晴れてただの平民になった橋本です。
ついにリレーブログが3桁目に突入しましたね。
まだゆーまにわとしてのかたちが定まっていなくてとにかく何か組織のメンバーとしてやることを作ってみんなの帰属意識を高めたいと思って始めたのが、昨年の2月。
つまりこのリレーブログはたいていの場合よくないとされる「続けるために続けるもの」で、最初の記事の結びには
いつも通り思い付きで始めたリレーブログ、一応毎週更新していくはずです。
各回それぞれメンバーの個性ある文章になることでしょう。果たしていつまで続けらるのか。個人的にはそこも楽しみです。
だいたいこういうことを忘れるのは代表の僕なので、気を付けようと思います。
こんなことを書いていました。
確かに、個性ある文章をみんな書いてくれていて、人数の増加に応じて始めは週1回の更新が週2回に増えていて、たまに忘れる人がいて更新が滞りながら100回を超えてもまだまだ続きそうな感じはしていて、よかったよかった。
大分に行ってきました
さて、先月、大分に行ってもやもやした大学生の皆さんと話をしてくる機会がありました。
週末1泊2日の行程で、初日にプログラムを行うお手伝いをして2日目に地元に詳しい方の案内で別府周辺の観光をしてきました。
個人的には長島町以来の九州上陸で、初めての別府を大いに楽しんでこられました。
別府はとっても面白いところでしたが、今回はまちの話ではなく大学生の中身の話をします。
自分がやりたいことは何?自分の強みは何?
もやもやした大学生と話をしていて、ほぼ全員とこの話になりました。
一番もやもやしやすいポイントだし、なんか就活の時とかたくさん聞かれるイメージあるし、多少行動派の学生が集まっていたからこそ特に顕著だったのかもしれません。
それに、世界のだれにも負けない武器が欲しい気持ちもとっても共感できます。
僕も欲しい。
世界までとは言わなくても、大学ではだれにも負けない強み、友達は誰もできないことが出来る、狭い世界なら勝負できる技術があれば。
そう簡単に手に入れられるものではないことは分かっているけれど、世界が広くなればなるほどやりたいことや欲しい能力は増えていくもの。
僕もそう思う。
これはもしかしたら社会で活躍する大人の方でも感じているかもしれない、究極の問いなのかもしれません。きっと。
プロの第一線で活躍しているサッカー選手のみなさんもよく言ってるし。
じゃあ、どうすればいいのか。
どうすれば自分の武器を手に入れることが出来るのだろうか。
問いが立った
物事を必要以上に深く深く掘り下げて考えることが好きな身としては、大好きなものが現れてきました。
余談ですが、ゆーまにわでは2019年度から新たに『ゆーまにわの4つの成長指標』というものを導入しています。
- 身の回りの小さな問題点や改善点を認識できる
- 認識した問題を深く掘り下げられる
- 問題点に対して改善案を出せる
- 小さな改革を実行できる
この4つのことが出来るようになろう。
というところを目指しています。
ゆーまにわでは、2017年10月に設立して以来、「とにかくやってみる」ことを掲げてとにかく実行力に重きを置いてきました。
だからこそいろんな面白いことに挑戦することが出来てきましたが、だんだんゆーまにわが「組織」になっていくにつれて、メンバーの背景の多様さや引き継いでいく必要性など、少し在り方が変わってきているなと感じるようになりました。
そこで、これからの「実行」と並ぶもう一つの軸として「成長」を取り入れることにしました。
せっかく時間と労力を費やすのだから、ただやりたいことをやるだけではなくて、やっていく中で分かった自分の力不足を少しでも学び成長につなげていくことが出来たらもっと有意義な経験となるはず。
ゆーまにわメンバーが成長することは、個人としても組織としてもそして地域としても、もっと面白いことが出来るようになるはず。
そんな理想を目指しています。
ちなみに、この4つの指標はいろんなところにある理論の根本から借りてきたものです。
問題があることを認識して、まずは問題の本質を定義して、それに対して未来への可能性を探り、実際にやってみる。
そこら中に似たようなフレームはあるので、それだけ普遍性を持った重要なものなのでしょう。きっと。
話を戻します
自分の強みは何だろう。自分の武器が欲しい。
さっきのフレームから考えると、行動派の人たちからよく聞くこの話には一つピースが足りていません。
それは、問い自体を定義しその本質を捉えようとする作業。
つまり、ゆーまにわ4つの成長指標でいう2番目のプロセス。
そもそも「強み」とはなんなのか。
自分の経験ではどう定義できるか。
先人たちの経験の積み重ねである理論ではどう定義されているのか。
それはなぜそうなるのか。
強みを考えるならVRIO分析の枠組みも参考になるし、社会は人間の意思決定の集合体と考えれば意思決定論も参考になる。
なんだかんだ言って、勉強ってめっちゃ効率いい参考資料集めですよね。
ひたすら進むだけじゃなくてじっくり振り返る時期があったほうが、より早く進めるようになるのかもな。
まあ、ぼちぼちで
大分で意欲と行動力があふれる同世代の学生と話をして、そんなこんなといろいろ刺激を受けてきました。
もちろん大前提として、口だけで実行に移せない学生が大半の中で実行に移せているだけものすごいこと。
ただそこにじっくり考える姿勢も併用されるようになると、更に楽しいことが出来そうな気がしてくる。
人の振り見て我が振り直せ。
まさに自分にも言い聞かせたいことだなと思ったと同時に、自分に少なからず似た分類をされる人たちが集まっているゆーまにわでも、言っていきたいなと思いました。
さて、次回は
代表の任期もあと3か月を切った安藤くん。
発見と学びは、日常と非日常のコントラストのから生まれてくるもの。
真庭での生活にはどれだけおもしろいことが起こってるのでしょうか。