第22回 野球の打順の組み方
<農家じゃないよ!>
こんにちは。就活が終わって一安心の藤本です。
安藤君に『農家』って言われましたが、本業は一応『学生』です!!
確かに6月は週の半分は農作業してましたが・・・
ちゃんと『兼業』農家と言ってほしいですね(笑)
打順
今回は野球ネタです。
というか、今回も野球ネタです。
今回は『打順』について書きます。
・・・が、その前に、前回の復習をしておきます。
前回の記事で書いたのが、最近の野球、特にメジャーリーグでは、
『セイバーメトリクスという統計学に基づいた指標が使われている』
というお話でした。
今日は、『このセイバーメトリクスを元に打順を組んでみよう』
というお話です。
そもそも一般的な打順って??
<日本:4番バッター最強論>
日本のプロ野球チームの多くが『4番バッター最強論』に基づいて打順を組んでいます。
打順(上位)の役割は以下のとおりです
1番:足が速く出塁率が高い選手
2番:器用で走力のある粘れる選手
3番:打率の高い中距離バッター
4番:得点圏に強い、チームの華
5番:長打力のある選手
理想としては、1番が出塁→2番が送りバント→3番でチャンス拡大
→4,5番で得点 というパターンですね。
<メジャーリーグ:3番バッター最強論>
一方のメジャーリーグでは、長らく『3番に強打者を置く』という打順の組み方がとられてきました。
ケン・グリフィーJr. などはみんな3番でした。
最近の選手だと、
ミゲル・カブレラ
ノーラン・アレナド
フレディ・フリーマン
といった強打者は3番バッターですね!
3番バッターの1番のメリットとしては
『初回に確実に回ってくる=4番より打席数が多い』
ということですね(^^)
逆にデメリットは
『2アウトで打席が回ってくることが多い』
ということですね(´・ω・`)
<両者の違いはどこからくるの?>
これは僕なりの考えですが、やはり『パワーの差』ではないかと思います。
日本はメジャーに比べてパワーがないので、
『いかに得点圏にランナーを進めて相手にプレッシャーをかけるか』
ということが、打順を組むときの基本になっているのではないかと思います。
一方のメジャーは
『いかに初回からでも畳み掛ける攻撃ができるか』
という、少し強引な考えがベースなのかなと思います(^^;
統計学的な打順のイメージ
さて、ここで本題に入ります!
今まで書いた打順論はあくまで『考えベース』のものです。
次は『データベースの打順論』についてお話します(^^)/
野球が好きな方は最近『2番バッター強打者論』という言葉を耳にしませんか?
メジャーで活躍中の大谷翔平選手が2番を打ったことから、
ニュースで取り上げられていましたね。
実はこの『2番バッター強打者論』は、
統計学的なデータ解析から導かれたものなのです!!
データ解析のやり方としては、
1.様々な構成の打線のデータをコンピュータに入力
2.コンピュータに野球ゲームをさせ、そのデータを集計
3.どの打順で得点が多いか調べる
というものだそうです。
そして、以下がセイバーメトリクスに基づいた打順ごとのイメージです。
出典:2番には強打者を・・・ よく聞く話の根拠とは?
ここで重要視される考え方は
・打てる選手に多く打席を回す
・打席に入ったときの平均的な走者数・アウトカウントを状況にいれる
ということです。
例えば、3番は2アウトで打席に入ることが多いです。
でも2アウトだと、得点の見込みが低い状況であるので、
強打者の力を生かしづらい というデメリットがあります。
そして、日本野球のセオリーである
『2番バッターにバントをさせる』ということは、
相手にアウトを1つあげる=得点の見込みを下げる
ということになります。
ちなみに、『強打者』はOPSという指標で評価されるようです。
です!
得点との相関が0.955と、打率の0.849、出塁率の0.910、長打率の0.913を
大きく上回るということが、2000~2004年のメジャーリーグのデータから
求められています。
いや~、数字遊びっておもしろいですね(^^)
様々なデータを使ってスポーツを見ることで、
より一層スポーツ観戦が楽しくなりますね(^^)
現実と理想は違いますけど、夢を持てます!
まぁ実際に打順を組む時は、チーム状態や選手の調子などを考える必要があるので、
なかなか理論通りにはいきませんがね(^^;
次回は
松本さんです!
前回の記事、個人的にはとても面白かったです。
僕とは違って、誰でも楽しめる文章を期待してます!
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!