第117回 My Family History
7月27日、落合花火。
8月14日、盆踊り。
嗚呼、私の大好きな夏のイベントが次々と終わっていく…。
どうも、こんにちは。大倉千穂です。
最近は、実家の冷蔵庫で好物のスイカを発見しても…
前ほどテンションが上がらなくなってしまいました。
またスイカか…って感じです。
しかーーし!!
我々大学生の夏はまだ始まったばかり!
9月いっぱい夏休みだなんて、受験生だった1年前とは大違いだなあ。
大丈夫。スイカの次は、ブドウの旬がやってくるさ☆
・・・などと自分に言い聞かせつつ、まだまだ夏休みをエンジョイして参ります!笑
さて、ここからが本題。
みなさんは、「ファミリーヒストリー」というNHKの番組を知っていますか??
著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめる番組。驚きあり、感動ありのドキュメント。
というふうに、ホームページでは紹介されています。
月に1回、月曜の午後7時30分から放送しているそうです。
これについては私も今知りました。
何気なくテレビをつけた時に、
「あ、ファミリーヒストリーやってるじゃん!ラッキー♪」
という感じで見てましたから。
みなさんもうお気付きかと思いますが、私はこの番組が結構好きです。
(ふくくん、残念ながら私は「チコちゃんに叱られる!」より断然こっち派なのだ…。)
そして、我が家のファミリーヒストリーも知りたいなと思うわけです。
小学生の頃だったかな。
おばあちゃんに聞きながら、大倉家の家系図を書いてみようとしたことがあります。
これが、思っていたより複雑でした。
プライバシーに関わるのでここでは詳しく書きませんが。
1つ、面白エピソード(?)としては、
ひいひいおばあちゃんが「つる」から「かめ」に名前を変えていたことです。
鶴は千年、亀は万年。長生きできるように!ということだそうです。
『「千穂」だから千年生きるもん!』と小さい頃からよく口にしている欲深いあたり、
少し受け継いでいるのかもしれませんねー。笑
相当上の代になると、おばあちゃんに聞いても「何て名前じゃったかなぁ…。」と分からない人が出てきます。
親戚のお年寄りに聞いて回るとか、資料が残っていないか市役所の方に尋ねてみるとか、いろいろ手はあると思います。
でも、そこまでしてどんどん遡ってルーツを明らかにしていくより、
もっと身近なご先祖様について知っておきたいなと思うようになりました。
一番気になるのは、ひいおじいちゃん。
とにかく剣道が強かったということは知っています。
全国大会で2度優勝した経験を持ち、「範士」という最高位を頂いています。
落合では、毎年ひいおじいちゃんの名を冠した剣道大会も開催されています。
剣道の他にも、柔道、銃剣術などをやっていたようです。
一方で、
「教員をやっていたんだよ。」という話や、
「整骨院をやっていたんだよ。評判だったんだよ。」という話も聞きます。
でも一番気になるのは、
「敗戦を朝鮮で迎えた後、捕虜になったけど、抜け出して帰ってきたんだよ。」
という話。
実はその脱出・逃亡劇は、遺されたひいおじいちゃんの日記によって知ることができます。これをお父さんから聞いた時は、「我が家にそんなものがあったのか!」と胸が高鳴りました。保存のためにお父さんとお母さんが協力してWordに打ち込んでくれていたそれを、当時高校生だった私は夢中になって読みました。
タイトルは、『征いて帰る道』
1.岡山市並に朝鮮江界の生活編
2.朝鮮平壌三合里に於ける捕虜生活編
3.鎮南浦に於ける使役編
4.逃亡編
5.南朝鮮より帰還編
の5つから成っています。
大きな鎌を手にした朝鮮人に襲われそうになる場面など、詳細な描写から緊迫感がよく伝わってきます。
幾度となく降りかかる絶体絶命のピンチを、武道で磨いてきた身のこなしと知恵で華麗に乗り切る姿には、「一体どこまでが事実なんだ?」と少し疑ってしまいます。
しかし、
山賊や虎や熊が出るような異国の危険な山の中を、たった一人、空腹に耐えながら何日も逃げ続けたこと
そして、
見事、家族や友人の待つ故郷落合への帰還を果たしたこと
これは間違いありません。
「必ず生きて帰る」という強い思いを持ち、最後まで諦めなかったひいおじいちゃん。
その精神力・忍耐力も武道で培われたものなのでしょうか。
本当に尊敬します。
前回読んだ時から時間が経っているので、忘れているところもたくさんあります。
夏休みを使って、またじっくり読み直してみようかなと思っています。
我が家で伝えていきたい大切な“ファミリーヒストリー”です。
みなさんもぜひ、自分のファミリーヒストリーを探ってみてください。
面白い発見があるかも??
次回はひなたちゃんです♪
お楽しみに~