ゆーまにわリレーブログ

ゆーまにわのメンバーが毎週交代で更新中。

第68回 制作費300万 『カメラを止めるな!』はどこが凄いのか。

どーも、ゆーまにわの大西です。

納豆にチョコをかけて食べるというのは、衝撃ですねー

衝撃といえば2018年に衝撃的な快進撃を見せたこの映画!!

 というわけで、今回は日本列島に旋風を巻き起こした「カメラを止めるな!」を紐解いてみようと思います。

 

f:id:youmaniwa:20190228014420j:plain

 

先日、高松市で開催された さぬき映画祭2019 に行って参りました!それはそれは、「カメ止め」一色でした。昨年、最も早く「カメ止め」を上映した映画祭がさぬき映画祭だったそうな。そのときは、こんなフィーバーになるとは思わずDVDをタダで配りまくってたそうです(笑)

f:id:youmaniwa:20190228014615j:plain

みなさんも、なんとなく話題になった映画だとかはご存知なはず!?かと思います。

・制作費がわずか300万

・東京の2つの劇場上映から火がついた

とか言われてますが、この奇跡はそんなもんじゃないんです。

その奇跡を3つのポイントから見ていきましょう。

 

①「カメ止め」はワークショップ映画だった!?

ワークショップ映画とは、ワークショップから生まれた映画のことです。実際は12コマの講義を受けてから、1本の映画を撮るという内容でした。参加費は15万。

つまり、「カメ止め」の出演者はギャラを貰うどころか、15万を払って出ていたんです!!だからこそ、各々の思いがあった。この出演者の「強い思い」こそが奇跡の1つ目のポイントです。

 

②上田監督の作風

インディーズ映画では、テーマがマニアック過ぎたり、「理解できないのが映画」だと言わんばかりの難しい映画が多いです。そんな中において上田監督が万人ウケする作風の監督だったということは、ここまでのヒットに繋がった大きな理由でしょう。

 

③脚本は出演者が決まってから考えた!?

熱意はあったとはいえ、ほぼ無名の役者があそこまでの演技をできたのはなぜか?

それは、出演者が決まってからその人柄で役を決めたんです。つまり、演じなくとも、素のままでもいいように出演者の人柄そのものを役にしてしまったんですね。

まさに、はまり役です。

 

以下、上田監督の言葉です。

f:id:youmaniwa:20190228021614j:plain

監督役の濱津さん(この人は上田監督じゃないよ)

“濱津さんは、その困り顔が絶品でした。それくらいアップで撮りたい顔なので、実は劇中でも濱津さんの困り顔で終わるシーンがかなり多いんですよ。口や目がモゴモゴ動いている、常に“顔がアクションしている”というのが魅力ですね”

 

なかなか、おもしろいですよ〜

ネタバレ注意!「カメラを止めるな!」上田慎一郎がキャスト13人を語る - 映画ナタリー

 

そもそも「カメ止め」はワークショップ作品として6日間映されるだけで、映画館で上映される予定もありませんでした。

「東京の2つの劇場から火がついた」とか言われますが、その2つの劇場の上映すら予定外だったんです。

 

こんなことになるとは制作者も予想外。「カメ止め」はワークショップ参加者によるワークショップ参加者のための作品だったんですね。

 

以上、さぬき映画祭に行ってみたレポートでした。

大西が担当しました。

 

次回は、家喜くんです。

さてさて、どんな内容になるのやら

 

このリレーブログほど次回が予想できないものもないですよね。

自由気ままなリレーブログ、次回もお楽しみに‼︎!