ゆーまにわリレーブログ

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第39回 岡山の建築を見る

お久しぶりです。
橋本タクマです!
最近なにかと忙しく、キャンパスに通えていません、悲しいです。

今年度の岡山県立大学の大学祭実行委員長を務めさせていただいております!
11月3日(土)・4日(日)の二日間学祭が開催されますのでぜひとも遊びに来てください!

宣伝して申し訳ありません、さて本題へ!
橋本タクマといえば建築!
を定着させていきたいので、好きな建築物はたくさんありますが今回は「岡山の建築」を見ていきたいと思います!

僕の主観で書いておりますので、どうか温かい目でみてください!

1.岡山県庁舎

岡山県庁舎の沿革

岡山県庁本庁舎は1953年に行われた指名設計競技(設計者を決めるためのコンペティション)に選定された前川國男という日本を代表する建築家によって設計されました。1957年に本庁舎(本館・議会棟旧館)が完成し、その後西庁舎、南庁舎、議会棟新館、本庁舎(東棟)が建設されています。本庁舎(東棟)は前川國男没後の設計です。
しかし、本庁舎(本館)のデザインをそのまま東に伸ばす形でデザインされています。
ここで面白いのが、本館のファサード(正面)を見ていただけると一目瞭然なのですが、本庁舎(本館)と本庁舎(東棟)で経年変化に差が生じており、境目がくっきりとあります。コンクリートやカーテンウォール等、じっくり見れば見るほどくっきりと見えます。

一度自分の目で確かめてみてください!感動します!

私は感動して写真を撮るのを忘れてました・・・。
せっかく中にまで入らせていただいたのに・・・残念です。 

◆指名競技設計(設計者を決めるためのコンペティション前川國男の選定

岡山県庁舎の指名競技設計には建築音響工学の開拓者である佐藤武夫、前川國男日建設計、佐藤設計研究所の4者が指名されました。

岸田日出刀審査委員長、今井兼次ほかを委員とする審査委員会で「新しい時代の造形感覚に徹し、清新にして滋味溢れる独創に満ちている」として前川國男が選定された。
選定された当時の前川國男は47歳のことでした。

ちなみに余談ではありますが、前川國男は岸田研究室(岸田日出刀)に在籍していたこともあります。
自ら育てた人が自立し、成長した姿を見せられた時感動したにちがいないでしょうね~ 

◆デザインコンセプト
敷地の中心に南北に抜ける大きな軸線を設定し、それに直交してピロティで持ち上げられた高層の事務所棟(本庁舎本館)を置き、その奥に渡り廊下でつながれた議会棟を配置する明快な構成によって、開放的な出入り口と流れるような外部空間を用意するとともに、事務所棟(本庁舎本館)は、スチールサッシのカーテンウォールで覆われ、コンクリート打ち放しの柱や梁と調和して、力強い外観を生み出すように工夫されました。これらのデザインにより、戦後民主主義の時代にふさわしく明るく近代的な庁舎建築を目指した作品である。

(生誕100年前川國男展から抜粋)

中へ入ってみて感じたことは、何といっても素晴らしい動線計画で、一筆書きをしたかのような廊下の繋がり、目を引き付けるファサード、手前の広場に大きく張り出した回廊があり、玄関がものすごく強調されているのが印象的です。
そして奥へ進むと、議会棟があり、こちらは屋根に注目していただきたいです。この建物は直線での構成が多くなっていますが、議会棟の屋根のみが曲線を用いた柔らかい屋根になっており、人がもともと持つ感性をくすぐるような、親近感がわくような、見ていて安らぐ屋根になっていますのでぜひとも見ていただきたいです!

まだまだ語りきれないくらいありますがこの辺で終わっておきます。

 最初に1.岡山県庁舎 と数字を書いたのは私がこれからブログを書いていくうえでどんどん数字が増えていき、たくさんの建築物を紹介できたら良いなという気持ちが込められています!

まずは作品紹介の初回という事で私の好きな建築を紹介するにあたり、やはり岡山始まりで、かつ自分が実際に見て体験して感じた建築物にしたいなと思ったので岡山県庁舎を選びました!

岡山後楽園の付近にあるのでぜひとも見てみてください! 

以上で『第39回 岡山の建築を見る』を終わりたいと思います。

ありがとうございました!

 

次回はかずふみくんです! 

次回はどんなブログになるか楽しみです!

よろしくおねがいします^^